No.210

#語彙トレ2026 01/30 - 炯炯

「根に持つタイプっつうか執念深いんだよな。負けそうになってもぜってーあきらめねえ。付き合うこっちの身にもなってほしい」
 ユリウスの炯炯とした眼差しの強さを思い出して、リーアは微笑した。アシュトンがあの真っ直ぐな強さに好感を持っていることは、よくわかっている。
「上手くやっているようで何よりです」
「リーアサン、俺の話聞いてた? 俺のプライドと体力がズタズタって話なんだけど?」
 まったく気持ちのこもっていない台詞を、リーアは鼻で笑い飛ばす。
「良かったじゃないですか。好敵手を得た『最強の傭兵』が、ますます手がつけられなくなったと兵舎でも評判ですよ」

創作