#語彙トレ2026 02/07 - 深淵 淡い虹色の煌めきが舞う。祝祭を彩る花吹雪のようなそれが、滅びの前兆だ。 舞い踊る光は引き付けられるように人に群がり、歪みの核にしてしまう。核となった人間は誰も触れることのできない虹色の怪物となり、周囲のものを呑み込みながら膨れあがり、やがて空間そのものを呑み込むような「穴」を出現させて消える。その穴は数日の時間をかけて縮み、やがて消えるけれど、それまでは触れたものすべてを呑み込む深淵だ。 その向こうに何があるのかは、誰も知らない。歪みに呑み込まれて帰ってきた者はいないからだ。 歪みの核を具現化させて倒すことが、現状では唯一の対抗策だった。 2026.2.7(Sat) 21:18:45 創作
淡い虹色の煌めきが舞う。祝祭を彩る花吹雪のようなそれが、滅びの前兆だ。
舞い踊る光は引き付けられるように人に群がり、歪みの核にしてしまう。核となった人間は誰も触れることのできない虹色の怪物となり、周囲のものを呑み込みながら膨れあがり、やがて空間そのものを呑み込むような「穴」を出現させて消える。その穴は数日の時間をかけて縮み、やがて消えるけれど、それまでは触れたものすべてを呑み込む深淵だ。
その向こうに何があるのかは、誰も知らない。歪みに呑み込まれて帰ってきた者はいないからだ。
歪みの核を具現化させて倒すことが、現状では唯一の対抗策だった。